小さな子も暮らしやすい間取りや住宅設備とは

小さな子も暮らしやすい間取りや住宅設備とは

小さな子も暮らしやすい間取りや住宅設備とは?

小さな子がいると、家事に育児に毎日が大忙しです。家事をしていても気になるのは子どもの姿。忙しいなかでも乳幼児からは目が離せません。でも、子どもばかり見ていると家事が進まない…。

そんなストレスが子どもに伝わるのは、あまりよくないことです。パパやママがストレスのない暮らしができれば、子ども笑顔でいられます。

そこで、子育て中のパパやママが子どもの姿を見守りつつ、家事も効率よくできるような工夫を考えてみてはいかがでしょうか。

お昼寝にもぴったり「たたみのスペース」

子育てをするときにはたたみのスペースがあると便利です。

オシャレなイメージのフローリングと違い、たたみは古風に感じるかもしれません。でも、たたみには子育てパパやママ達が注目すべきポイントがいくつかあります。

適度なクッション性があるたたみの素材は、ハイハイ中の赤ちゃんにも安心。子どもがゴロゴロしやすい優しい肌触りです。

もちろん、パパやママも快適。一緒にのんびりとお昼寝タイムを過ごせそうです。生まれたばかりの赤ちゃんを寝せておくスペースにしたり、ちょっと大きくなったら子どもの遊び場所にしたりなどもできます。

最近では、リビングの一角にたたみのスペースを設ける家庭も増えています。小あがりスタイルにすれば、下部分を収納にすることも可能。子どものお昼寝布団やおもちゃなどもすぐに収納できます。荷物が多い子育て中には便利です。

子どもに目が届きやすい「対面キッチン」

対面キッチンも、子育て世帯にはぴったりです。

キッチンが独立しているクローズドキッチンは、調理中は子どもの姿が目に入りません。「大丈夫かな…」と、何度もキッチンとリビングを行き来していると、家事の効率が落ちてしまうでしょう。

オープンキッチンでリビングと一体化していても、壁付けタイプだと調理をしながら後ろを振り返ったり…と効率が落ちます。

「子どもを見守るキッチン」なら、やはり対面式キッチンがおすすめです。子どもの様子を見守りながら家事ができるので、家事も効率よくこなせるでしょう。

収納力が広がる「土間スペース&土間収納」

玄関を入ったあたりに、土間スペースがあると便利です。

ちょっと広めのスペースを設ければ、家族みんなの靴はもちろん、ベビーカーや外遊びの道具も収納できます。ベビーカーを折り畳まずとも、土間スペースにサッと置くだけで外出時も帰宅時も楽ちんですね。

成長とともに、外遊びの道具や三輪車、自転車など、いろいろな物を収納するのに役立ちます。

親子の時間ものんびりと…「安全&安心のお風呂」

お風呂は、子育てのなかでも大切な時間。のんびりと親子の絆を深められるようにしたいものですよね。

ただ、乳幼児をお風呂に入れるのは、ちょっと大変なことも多いかもしれません。抱っこしたまま浴槽をまたぐときには、深すぎるとよろめいてしまうこともあるでしょう。それに、洗い場で子どもの体を洗うときに、滑りやすい床では転倒のリスクも…。

お風呂タイムに不安を感じると、どこか事務的になってしまうかもしれません。せっかくの子どもとの時間が寂しいものに感じられるでしょう。

子どもも親も安心してゆっくり入れるように、浴槽の形状や広さは、子ども目線を意識しましょう。足元は滑りにくい床、洗い場を広めに取ると楽ちんです。

浴室暖房乾燥機があると、冬場の入浴も寒くないので親子でのお風呂の時間が快適です。雨で洗濯物が乾きにくいときも、上手に利用すれば家事がはかどります。

「タンクレス」で広めのトイレ空間

子ども達は、おむつ期を経て、自分でトイレに行くようになります。

その過程でトイレトレーニングをしていきますが、狭くて圧迫感のあるトイレでは、子どもがリラックスできないかもしれません。背面にタンクがあるトイレは狭くなりがちなので、タンクレスで広いトイレにするのも子育て世帯の工夫と言えるでしょう。

安全配慮のための「蓋(シャッター、扉)付きコンセント」

ハイハイや伝い歩きをし始めると、赤ちゃん達の“これ何?”という探求心はますます広がります。

特に、子どもの目線にあることが多いコンセントは、危険な部分。触れただけでも、危険なので、小さい子どもがいる家庭では配慮すべき箇所です。

コンセントにキャップをかぶせるという後から対策できることもあります。でも、家づくりの段階で差し込み口が見えないタイプにするのも工夫のひとつです。蓋や扉でおおわれているので、直接触れずに安心です。

また、コンセント位置にも配慮するといいでしょう。コンセント位置が低すぎると、小さい子ども達の手に触れられやすく危ないです。少し高めに設置して、子どもの安全を守りましょう。

洗いものが便利「洗面化粧台」

子どものものを洗ったりするので、子育て世帯では洗面化粧台の使用頻度も高いです。引き出しできるハンドシャワー水栓がついている洗面化粧台は、自由自在に伸ばせて使い勝手がいいでしょう。

施解錠が楽々「玄関のカードキー」

荷物が増える子どもとの外出。外出時や帰宅時には、子どもを抱っこしながらバッグのなかからカギを探すのが大変なときがあるかもしれません。

カードキーで開け閉めできる玄関は、子育てパパやママにとってはとても便利。財布に入れておけば、「カギが見つからない…!」という事態も防げます。カードを近づけるだけでOKなので、施錠も解錠も楽々です。